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エンジンオイルの種類

2016.06.18 エンジンオイルについて

  • 種類
      自動車のエンジンオイルは大別すると、4ストロークエンジン用の「ガソリンエンジンオイル」と「ディーゼルエンジンオイル」の2つです。また、オートバイなどの2ストロークエンジンには「2ストロークエンジンオイル」を使用します。
       ガソリンエンジンオイルとディーゼルエンジンオイルの基本性能は殆ど同じと言っていいでしょう。違う点は、ディーゼルエンジンオイルには、酸を中和させるためのアルカリ分が添加剤として多く入っているところです。それはディーゼルエンジンは、燃料に軽油を使用しており、軽油の中には硫黄が含まれていて、これが燃焼すると「硫黄酸化物」になり、この「酸」がエンジン内部を腐食させる原因となるために、中和する必要があるのです。
    従って「ディーゼルエンジンオイル」をガソリン車に使用しても問題はありませんが、「ガソリンエンジンオイル」をディーゼル車に使用することは、上記の添加剤のことからお勧めできません。ガソリン車・ディーゼル車のどちらにも使用できる「ユニバーサルオイル」がお勧めです。

 

  • 製法による分類
      エンジンオイルは「オイルを作る製法」によって「化学合成油」、「部分合成油」、「鉱物油」の3種類に分類されています。これらのことを「ベースオイル」といい、通常この「ベースオイル」に「添加剤」をプラスしたものを「エンジンオイル」と言います。

「ベースオイル」+「添加剤」=「エンジンオイル」となるわけです。
化学合成油
鉱物油を化学分解して尚且つエンジン洗浄と環境を考えた添加剤を化学合成させた良質なオイル。成分や分子量を一定にしたもので、コストは高いがあらゆる条件化において安定した高性能を発揮します。
部分合成油
鉱物油に化学合成油あるいは水素化精製油を20%~30%混合したベースオイルで、経済性と性能を併せ持っているが、耐熱性能などは化学合成油には及ばない。
鉱物油
原油から精製されたもので、現在最も一般的に普及しているベースオイル。分子量などはバラバラで揃っていないため、組成が破壊され易い。